YURI /ゆり
150のデザイン分析から見えてきた、自分の美意識
2026年03月09日
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要約を生成中...
NOT DESIGN SCHOOLに入学してから続けている「デザイン言語化ワーク」が50回に到達しました。
そして、同期の仲間と始めた「好きなデザインを集める活動」であるデザインストックも、100個を収集しました。
そこで今回の2月の学習アウトプットは、この2つの取り組みから得た学びについて書こうと思います。
実は2月は、Studio道場入門の課題、実案件のロゴ制作、Kindleカバーデザイン、ブランドデザインなど、とても盛りだくさんの月でした。
振り返ろうと思えば、書けることはいくつもあります。
それでも、あえてこの2つを選んだ理由があります。
一つ目の理由は、節目の数字を迎えたからです。
デザイン言語化ワークが50回に到達し、
デザインストックも100個まで集まりました。
「千里の道も一歩から」という言葉が好きです。
どんなに遠い道のりも、最初の一歩から始まるという事実を優しく語り、勇気をくれるからです。
50回や100個という数字は、まだ大きな成果とは言えないのかもしれません。
それでも、続けてきた小さな一歩の積み重ねです。
大きなことは、ある日突然できるようになるわけではありません。
小さなことを大切にしながら続けていくことで、少しずつ前に進んでいくのだと思っています。
もう一つの理由は、この2つのワークを通して
自分の美意識や傾向を俯瞰して見ることができたと感じたからです。
デザインを分析するワークなのですが、同時に、自分自身を理解していく作業でもありました。
何に惹かれるのか。
どんな言葉を選ぶのか。
どんな形や色を選ぶのか。
そうした小さな選択の積み重ねが、自分の価値観や美意識を映していることに気づいたからです。
まずは、その2つのワークについて紹介します。
NOT DESIGN SCHOOL(以下、NOT)には、言語化ワークテンプレートがあり、考案者はNOTのグラフィックメンターであるHIROKIさんです。
また、NOTでは定期的にセミナーも開催されており、受講生だけでなく外部の方も参加できる機会があります。この言語化ワークも、そのセミナーで実際に使われているシートです。
さらに、受講生自身がこの言語化ワークを継続しやすくするために、専用のアプリを作ってくれた方もいます。くろさんのブログでは、アプリを作った経緯や内容が紹介されています。
こうした取り組みを見るたびに、オンラインスクールでも「自分だけで頑張る」のではなく、受講生同士の発想や行動から良い刺激を受けられる環境があると感じます。
私は2025年10月からこの言語化ワークを始めました。
毎月10回を目標に取り組み、2026年2月で50回に到達しました。
このペースでいくと、2026年7月に100回に到達する予定です。


NOTの言語化ワークは
「感覚を論理に変える翻訳ツール」
と定義されています。
感覚的に「好き」と感じたものを出発点にしながら、それを言葉や構造として理解していくプロセスです。
その過程では、感覚的に捉える右脳と、分析して整理する左脳の両方を行き来します。
ワーク自体も、その流れに沿って
右脳 → 左脳
という順番で進んでいきます。
JUST FEEL IT(右脳)|デザイン収集
論理立てず、分析せず、ただ「好き」だと感じたものを選びます。
HOW DO YOU FEEL?(右脳)|感情の書き出し
「好き」の解像度を上げ、自分の感情を言葉にしていきます。
WHAT MAKES YOU FEEL SO?(左脳)|要素の特定
色、形、フォント、レイアウトなどのデザイン要素に分解し、どの要素が感情を生み出しているのかを特定します。
HOW DOES “WHAT” WORK?(左脳)|デザイン処理の分析
その要素がどのような働きをしているのかを分析します。
WHY DOES THIS RESONATE WITH YOU?(左脳)|原体験との接続
なぜ惹かれたのかを、自分の経験や価値観と結びつけて考えます。
最終的には、自分の美意識の源に気づく構造になっています。
自分が純粋に「カッコいい」「素敵だ」と感じたデザインを集めていく取り組みです。
1月下旬からこのデザインストックを始めました。
同期の仲間、なべりなさんの「仲間を募集中!」という投稿を見て、飛びつきました。
デザイン言語化ワークの5つのステップのうち、ステップ1は「デザイン収集」です。
そのため、あらかじめデザインを集めておくと、言語化ワークを進める際の効率が上がります。
デザインを見て「いいな」と感じること自体は、それほど難しくありません。
しかし、その魅力がどこにあるのかを言葉にしようとすると、一気に難易度が上がります。
そこでまずはインプットとして、感覚的に惹かれたデザインをストックしていきます。
ルールはシンプルです。
1日10個
合計300個
集めたデザインの中から、気になるものを選び、デザイン言語化ワークで分析していきます。
この取り組みの目的は、単なるインスピレーション収集ではありません。
目指しているのは、デザインの幅・質・技術を実際に向上させることです。
集めたストックは、今後のデザイン制作の引き出しとなり、
同時に、自分がどのようなデザインに惹かれるのかを知る手がかりにもなります。
これは「センスを磨く」という曖昧なものではなく、
設計・技術・手法を理解し、再現や応用ができる状態に近づくための学習プロジェクトです。
150のデザインを分析していく中で、ひとつ気づいたことがあります。
それは、自分の「好き」は特定のスタイルではないということです。
ミニマルなデザインも好きですし、カラフルなデザインも好きです。
余白の多いものにも惹かれるし、モチーフが散りばめられたものにも惹かれます。
最初は、このバラバラな「好き」に少し混乱しました。
しかし分析を続けていくうちに、ある共通点に気づきました。
それは、きちんと設計されているデザインです。
ジャンルや表現方法は違っても、良いデザインには必ず考えられた構造があります。
誰に伝えるのか。
どうすれば伝わるのか。
そうしたことを考えて、表現が選ばれています。
私が惹かれているのは特定のスタイルではなく、
考えて設計するという行為そのものなのかもしれません。
最後に、150のデザインの中から、特に「いい」と感じたデザインを1つだけ紹介します。
私が惹かれるデザインは、まるで声があるかのように伝わってくるものです。
150の分析を通して見えてきた、自分の美意識の断片として見てもらえたら嬉しいです。
Yes, of course it hurts


Helveticaは、書体の造形が前面に出過ぎず、意味や構造が優先される書体です。
言葉の力を引き出すタイポグラフィだと感じています。
そして、この150の分析を通して改めて感じたのは、
私が惹かれているのは特定のスタイルではなく、
その背景にある姿勢なのかもしれないということです。
誰に伝えるのか。
どうすれば伝わるのか。
そうしたことを想像しながら、丁寧に考えて形にしていくこと。
その向こう側には、相手を意識する視点や思いやりのようなものがある気がします。
デザインは、誠実であり、相手を心底思う姿勢。
そしてきっとこれからも、
私はそんな姿勢から生まれるデザインに惹かれ続けるのだと思います。
要約
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