ナガヤ
英字装飾って「なんか」かっこいい
2025年12月11日
要約を生成中...
ふと疑問を感じたことから、備忘録です。
英字の装飾はなぜかっこよく見えるの?
英字装飾、デザインあるあるな手法だと思います。
言語化ワーク用のデザインをリサーチをしているとき、
目に留まったWEBサイトの日本語タイトル横に
ちょろっと英字が添えられているのを見て、
そもそもなぜ なんだかいい感じ、なんとなくかっこいい、
と感じるのかな?と思い、その理由を調査・掘り下げてみました。
1)文化的理由
「日本語圏に住む人にとっての英字」は
読みものではなく「記号や模様」として認識される
普段の生活では
日常的に使わない・意味が即座に理解されないからこそ、
非日常的な記号となりかっこいい!と感じるようです。
外国人にとっての漢字が同じ理由なんだろうなと思いました。
漢字Tシャツとか手ぬぐいとか。
今のところ自分はサイトとしては見たことはない、かつ
逆もまた然りですが、海外の英字だらけのクールなサイトに
突然「注目!」とか、形がいいというだけの理由で選ばれたであろう
脈絡がない&ごつい漢字が飾りとして飛び出てくるのを想像したら…
確かに「記号や模様」の意味がわかってしまうとかなり面白いです。
2)心理的理由
英字を飾りとして扱うという
デザイナーの意図的な行為が、知性に訴えかける
英字フォントをあえて飾りをして扱うことで、
「意図的に設計されたルール」をデザインの中に持ち込むことができ、
この知的な設計・ルールが「賢い・洗練されている」=かっこいい
という印象を生むようです。
実際自分がデザインのデの字も知らなかったころ、
「こんな風に英字の飾りを使うのかっこいい、思いついた人すごい!」
と考えていたことを思い出しました。
リスペクト的な観点で「かっこいい」という
感情が生まれるのも、実体験を通して納得です。
3)デザイン的理由
文字の構造そのものを対比し、コントラストが生まれている
日本語の文字は複雑で曲線が多いのに対し、
英字は直線的だったり単純な形が多いです。
それが近くに並ぶことで文字構造のコントラストが生まれ、
デザイン全体にはリズムが生まれ、視覚的な刺激として
「かっこいい」という感覚が引き出されるとか。
文字を記号やオブジェクトに置き換えても成り立つ
間違い探しのような原理だなと思いました。
所感
英字装飾については普段、
「画面にリズムをつけたくて…」「アイキャッチ的な要素として…」
と説明することが多かったのですが、
なぜリズムがつき、アイキャッチになり得るのか?という
理由まで深く追求・理解することができたおかげで、
次は一歩踏み込んだ趣意を添えることができそうです。
言語化した情報が自分の中の なるほど面白い
という感情に結び付くと、インプットがはかどる気がしました。
今後の良きアウトプットにもつながりますように!


ナガヤさん、素敵な記事ですねー!💐
日本人にとって英字が記号化されている、まさにその通りですね🥹
着眼点がすばらしいです!!