ナガヤ
フォント課題から学んだ「気配り」と実践
2025年12月19日
要約を生成中...
多くの制限があるなかで挑戦したフォント課題。
複数パターン作ったり、試行錯誤しつつ最後まで腑に落ちず苦しんだのですが、メンターMiiさんのフィードバックから「私に必要なものはこれか!」という気づきを得ました。
課題を通して得た学びと、自分なりに考えたブラッシュアップにチャレンジし、感じたことをまとめます。
課題の内容は原文まま引用しています。
共通の情報を使って、フォントと文字組だけで印象を変えるバナーを4案制作する。
▼ルール
・使用できる文字は定番フォントの中に入ってるもののみ可。
・色は黒と白のみ。背景色は白(#FFFFFF)、文字色は黒(#000000)で作成すること。
・図形・写真・罫線など装飾は禁止。
・文言も指定されたもの以外は使用禁止。文言の改変も禁止。
● お題(固定テキスト)
Spring Collection 2025
この春、あなたらしさを着こなす。
● 作成する印象パターン(4つ)
・上品・クラシック
・若々しくカジュアル
・モダンで洗練された印象
・エッジィで個性的
作り始める前に、まず課題のテーマに対し自分なりの解釈をしました。
たとえば、「若々しくカジュアル」。
指示されたコピーとあわせて考え、「バイタリティ溢れる」「活動的」「スポーツブランド(ファッション)のコンセプトロゴ」「春らしい柔らかさ、軽やかさ」というイメージを設定しています。そのうえでフォントの選定と文字組みをおこないました。
ただ提出時に申し送りもしたのですが、長年広告畑にいるためか、情報伝達や可読性が気になってしまい、グラフィカルな独自性・表現力が足りていないという実感がありました。
目指したい方向性はあるものの、それっぽいものに寄せることしかできず、何が違和感なのかがわからないまま提出をしました。
下記はいただいたフィードバックと、次に実践すべきポイントを端的に要約したものです。
<全体のフィードバック>
・フォントの特性、見せる/読ませる文字を理解できている
・それぞれフォント選定からレイアウトの流れまでの説明が一貫している
<次の実践ポイント>
◎上品でクラシック
・文字の字間と重なりに対し、「上品」というテーマに沿った気の配り方をする
◎若々しくカジュアル
・視覚的なサイズ調整を意識し、見た目のバランスをとる
◎エッジィで個性的
・特定の文字の字間、アキに気を配り、中途半端さを無くす
全体の評価はわるくなさそうで安心した一方。
フォントの特性とテーマとの関連性を重視するあまり、文字を「なんとなく」でしか置いていなかったことを指摘され、違和感の原因はこれか!とハッとしました。
「文字同士の距離、余白、バランス」への気配りが不足していたのです。
では距離や余白に「気を配る」とは、具体的に何をしたらいいのか。その感覚を掴むために、提出した課題「若々しくカジュアル」を題材にして、改善策を考えてみました。
「若々しくカジュアル」とは、何がどうなっていたら“そう”であるのか?何を伝えたいのか?をもっと具体的にするために、テーマの解像度を上げることにしました。
最初に決めた「バイタリティ溢れる」「活動的」「スポーツブランド(ファッション)のコンセプトロゴ」「春らしい柔らかさ、軽やかさ」といった解釈はそのまま、掘り下げをおこないました。
結果、出てきた具体内容は
・試合の緊張感、切迫感
・スピード感、勢い
・スポーツウェアの通気性、速乾性 です。
通気性や速乾性といった「空気の軽さ」に関しては、春の軽やかさに通ずるところがありそうだなと思い、「春らしい柔らかさ、軽やかさ」において見た目の空気感の軽さ、抜け感をといった部分を意識してみることにしました。
次に、先ほど考えた具体的イメージに合う表現はどんなものがあるのか、デザインをリサーチ&観察をしました。そこから得たデザインのテクニックを、目指したいイメージに当て嵌めたものが以下です。
・試合の緊張感、切迫感
⇒全体の文字同士のスペースを狭く、密度を上げる
・スピード感、勢い
⇒斜体や角度をつけて動きをつける
・通気性、速乾性
⇒字間のスペースそのものは残し、空気の通り道を作る
・空気の軽さ、抜け感
⇒太すぎず華奢すぎないウェイト、袋文字で文字そのものに空気を通す
テーマが具体的になり、表現にも意図がしっかり組まれていたとしても、見栄えが崩れてしまっていては勿体ないということで、いただいたフィードバックをもとに調整をおこないました。
・大きすぎ、かつ大きさがばらついていた「S」「C」のサイズを合わせる
・Collectionの「o」と、2025の「0」の形を、まん丸に近づける⇒選択したフォントをそのまま使うと「0」が縦長になってしまうため、ここだけ違うフォントを代用する
・より統一感を持たせるため、「C」「0」のカーブの大きさを揃える
・ウェイトの過剰、不足分はパスのオフセットで微調整する
「どんなことを伝えるために、何を使って、どう表現するか」を言語化することで、実作業での手の動かし方が見えてきました。
この思考フローを経てブラッシュアップしたデザインがこちらです。
心なしか洗練されて、意図が伝わりつつ、フォントの良さも引き立ってる…!(気がする)
今回与えられたのはテーマだけだったため、そこから深掘りする情報は完全な自己解釈でしたが、おそらくターゲット層やペルソナがもっと明確になると、目指すべき方向性や表現もすべて変わってくると思います。
粗削りで自己解釈満載のやり方でしたが、何を伝えたいか、表現したいかが具体的になるだけで、見た目からまったく違うものが出来上がって面白かったです。
ただ今回のブラッシュアップの方法や思考フロー、それにより完成したものについてはきちんと答え合わせしたいので、来週のセッションでメンターさんにフィードバックをうかがえたらいいなと思っています。
それからテーマ掘り下げのフェーズにおいては、間違いなく言語化ワークが役立っている実感があり、まだたったの2週間ですが、毎日続けていてよかったなと思いました!
要約
コメント
ナガヤさん、課題おつかれさまです!!ブラッシュアップ前と後で劇的に変化していてびっくりでした😳🫶
世界観がびしびしと伝わってくるアウトプットは、ナガヤさんの言葉でイメージを固められたからなんですね✨